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腸内環境と肌荒れ、肌の調子には、密接な関係が
洗顔や化粧水といったスキンケアももちろん重要ですが、腸内環境が悪化すると、腸内に棲む細菌は体に有害な物質を作り出し、それが血液を通じて全身に回るため、肌荒れの原因となるともいわれています。
あなたのその肌荒れも腸内環境の乱れが原因!?
腸内環境をよくする方法をチェックして、体の中から美肌を目指しましょう。
腸内環境悪化による肌荒れの原因は腸内細菌
腸内環境を左右する腸内細菌は、大きく分けると3種類に分けられます。
体に有益な働きをする「善玉菌」、
体に不調をもたらす「悪玉菌」、
腸内で優勢な勢力の作用を強める「日和見菌」の3つ。
腸内細菌の理想的な割合は、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、日和見菌が7割といわれています。
悪玉菌が優勢になると、悪玉菌は腸内に有害物質を作り出すために腸内環境は悪化し、肌にも体にも様々な不調が現れます。
肌の老化をまねく「糖化」って?
腸の善玉菌が増えるためにはタンパク質が重要なのですが、加齢に伴い減少してしまうため、腸内環境は変化してしまいます。
また、食べ物からとった余計なタンパク質に糖が結びつき、細胞などを劣化させる「糖化」は身体の老化を加速させます。
糖尿病の方は腸内で悪玉菌が増えており「糖化」が加速しやすくなっているんです。
この「糖化」は、肌にとってもよくありません。
糖化が進むとたんぱく質はAGEs(終末糖化産物)に変わり、コラーゲンの伸展性を失わせ、結果として皮膚のしみやたるみの形成につながります。
さらに、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクを高めることもわかってきています。
腸内環境をよくするには
肌のためにも、悪玉菌を減らして善玉菌が多い腸内環境にすることが大事。
例えば、善玉菌の一つであるビフィズス菌はビタミンB群を作り出すことがわかっています。
ビタミンB群は、エネルギーを作ったり、代謝、血液の生成などに関わっていて、肌にとっても大事な栄養素なんです。
また、腸内細菌が作る物質で、アンチエイジングに効果があると注目されているのが、「ポリアミン」。
ポリアミンは細胞の分裂や成長、遺伝物質やタンパク質の合成、細胞が酵素を作るときにもかかわる物質で、食品からとることもできますが、ビフィズス菌などの善玉菌を摂取することで腸内細菌に作ってもらうことも可能です。
お肌のためにも、ビフィズス菌が含まれた食品やサプリメントをとって善玉菌を増やし、腸内環境を整えることを意識した食生活や習慣を心がけていきましょう。
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